睡眠時間を削ることで得られる”頑張った感”
臨床実習、とても大変ですよね。
私が作業療法士の実習生だったころ、バイザーの先生に指示されたレポートのまとめや、
課題に追われて睡眠時間が取れず、1日2~3時間の睡眠は当たり前、徹夜をした日もありました。
私の場合はただただ基礎学習が出来ていなかったことが1番の原因でしたが、
今振り返ると大きな勘違いをしていました。
それは”これだけ頑張ったんだという実感を得ること”でした。
いくら徹夜したとしても求められるのは結果
バイザー「昨日は寝た?」
私「ほとんど寝れませんでした(キリッ)」

バイザー(どれどれレポートは・・・今日もひどいな・・・)
私(徹夜して頑張ったんだからいけるっしょ!)
・・・
私の頭の中はこのような感じで、
バイザーの頭の中はこんな感じだったと思います。
睡眠時間を削ることで生じるリスク
アメリカペンシルベニア大学で行われた研究によると、
Dongen(2003)は,健康な成人に対し4つのグループに分け、4時間睡眠、6時間睡眠、8時間睡眠の3グループには2週間の減眠生活、
残る1グループに対し3日間の徹夜をしてもらい、
認知(覚醒度,注意力,計算力など)テストを行なったところ、
4時間睡眠を6日続けると徹夜と同等まで認知機能が低下し、
6時間睡眠を10日続けると徹夜と同等まで認知機能が低下したとあります(Dongen 2003)
つまり徹夜しなくても睡眠時間を削る生活を続けていると、認知機能が低下していくわけです。

大切な実習中、見たこと、言われたことを覚えられないのではもったいないですよね。
認知機能が低下したままで利用者さま、患者さまに接するのはリスク管理の観点から考えても危険です。
ではいつレポートをするのが好ましいのか
同じクオリティのレポートを完成させたとして、
そのレポートを作成した時間が3時間かかるのと、1時間ではどちらがよいでしょうか?
もちろん1時間ですよね。
もし短時間でレポートをすることができれば、
余った時間を予習や復習に当てたり、、休息にあてる事ができます。
ではどうすれば短期間でレポートができるのでしょうか。
それは脳が一番クリアな時間帯、朝です。

寝る前はどんなレポートを書くのか構想を練り、やることを上にTODOリストとして残し優先順位を建てる。
早く寝て早く起きるように目覚ましをセットし、
頭がクリアな朝にレポートを行うことをオススメします。
もし朝パソコンやプリンターが動かなかったら・・・
朝パソコンが起動しなかったら・・・
と不安を感じる人もいるかもしれません。
考えてみましょう。
プリンターやパソコンに不調があったとして、その事件が夜起きても朝起きても出来事は同じです。
プリンターが壊れていたら、データをUSBメモリーに入れて実習地に持っていき事情を話すことで指導者はあなたが嘘をついていないことはわかるでしょう。
もしパソコンが壊れていたなら手書きでレポートを書くことで実際に学んだこと、レポートを書いた事実は変わりありません。ちょっと手が疲れる程度の差です。
つまり、レポートを朝しても夜しても機材の不具合で生じる問題の対策に変わりはないのです。
睡眠時間を削ることを強いる指導者対策
時々いるドSな指導者。
このご時世でも睡眠時間を削ることを強いて、実習生が寝ていない(苦しむ)ことが当然と思い追い込んでくる厄介な指導者。
そんな時は”限界です”という表情を作ることで指導者に満足感を与えられるかもしれません。笑
大切なことは
頑張ることだけではなく、
学校で学んだことと、実習で学んだことを統合し、臨床に出られる準備をすること。
応援しています。


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