2025年6月22日、地元サッカークラブ「バンメル鳥取」のホームゲームへ。

私はクラブスタッフとして関わりながら、当日はMCとしてスタジアムを盛り上げる役割を担いました。

もちろん主役はピッチ上の選手たち。
試合は彼らにとって、“居場所”であり“出番”であることは、言うまでもありません。
でもこの日、「出番」を感じていたのは、選手たちだけではなかったかもしれません。
バンメル鳥取とは?
バンメル鳥取(BANMEL TOTTORI)は、鳥取県を拠点に活動する地域密着型の社会人サッカークラブです。
中国サッカーリーグに所属し、「地域とともに育つクラブ」を目指して、ピッチの内外で多彩な活動を展開。
👉 BANMEL鳥取
2025年6月23日現在、中国社会人サッカーリーグでは最下位に沈んでおり日々奮闘中。
- 活動理念:自然豊かな鳥取市を舞台に、‟ひと”と‟ひと”とのつながりを大切にし、多くの仲間と生涯サッカーを楽しむ。
- VISION:“全国社会人 No1 FOOTBALL CLUB ~憧れや目標となる存在~”
クラブに携わるすべての仲間と理念を共有し、多様なかかわり合いの中で、感動を享受し、ひととひとのつながりを深めていくことを目的に活動しています。
ホームゲームで見えた「出番」の可能性
この日、スポンサーである株式会社つむぎが、ホットドッグ・かき氷・ティラミス・ケーキなどを販売。会場のコンコースには、スタッフの活気があふれていました。

ハーフタイムには、発達障がいのある子どもたちのダンス教室「Dance With Hidemi」が元気いっぱいのダンスを披露。

その他にも、選手と手をつないで入場するエスコートキッズや、ピッチ脇で活躍したボールボーイの姿もありました。
熱戦をカメラに収めてくれたカメラマンもまた、この日“表現する出番”を得ていた一人だったと感じました。
出番とは、誰かの「やってみたい」だった
あのダンスも、料理販売も、カメラを構える姿も──
すべては「やってみたい」から始まったものでした。
- 「踊ってみたい」
- 「自分の料理を届けたい」
- 「写真で伝えたい」
- 「声で盛り上げたい」
それぞれの挑戦が、バンメル鳥取という地域リーグの舞台に受け止められ、かたちになっていました。
コンコースゾーンで食べ物やお菓子を販売していた株式会社つむぎのスタッフは普段デイサービスやそのキッチンスタッフ。
今回のホームゲームはスタッフのやってみたいを体現する場所でした。

ハーフタイムにダンスを披露したDance With Hidemiは普段ダンスのワークショップを中心で行ってるため、このような場所、人の前でダンスを披露する機会は滅多にありません。
今回のホームゲームはそんなDance With Hideiの”想い”を体現し伝える場所でもありました。

地域にとって、こんな“出番”があるということ。
そしてそれを意図して運営できるクラブがあるということ。
それだけで、まちはあたたかさと可能性に満ちていくように感じます。
地域リーグが生み出す「挑戦の場」
地域リーグのすごさは、ただの競技の場にとどまらないところにあります。
それは、「挑戦する権利」が誰にでも開かれている場であること。
- 発表してみたい
- 誰かの役に立ちたい
- 好きなことを通じて関わりたい
こうした想いが、関係者によって丁寧にファシリテートされ、安心して挑戦できる構造が整っているのです。
地域リーグが“関わりのデザイン”をしている──そんな表現がしっくりきます。
+12活動というもう一つの顔
月1回・年12回の「+12活動」では、鳥取砂丘の清掃や地域食堂の手伝い、少年サッカークラブとの交流など、地域に根差した活動を展開。
これは、サッカーを超えたつながりを生み出し、「役割」だけでなく「出番」までも生み出している証です。
最後に──「出番」を創出できる地域は、幸せであふれる
居場所がなければ、つくればいい。
出番がなければ、つくればいい。
でも本当に大切なのは、「やってみたい」と思っている誰かに「やってみてもいいよ」と伝えられること。
その言葉が、背中をそっと押す力になります。
幸せを感じた人がいた。
貴重な体験をした人がいた。
夢を抱いた子どもがいた。
そんな“出番”があったこの日の試合は、まちに希望を届ける時間だったと心から思います。
バンメル鳥取は、これからも「出番のあるクラブ」でありたい。
🔸あなたにとって、「出番」とはどんな瞬間ですか?
誰かの「やってみたい」に寄り添える。
そんな人がいるまちには、きっと希望が生まれていくと思います。


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